公益社団法人 福岡県柔道整復師会

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» 第31回福岡県整骨医学会・第31回生涯学習研修会が開催される

学術部

投稿日:2023年03月27日

令和5年3月12日(日)午後1時より電気ビルみらいホールで第31回福岡県整骨医学会・第31回生涯学習研修会が開催された。一昨年は学会誌発行とビデオ発表、昨年は福岡県整骨会館よりWEB配信主体のハイブリッド開催だったが、今年は3年ぶりにみらいホールでの開催となった。現地のリアル出席者は115名で、福岡医療専門学校と九州医療スポーツ専門学校の学生の方々にも出席していただいた。

昨年好評だったリアルオンデマンド配信によるWEB参加はA会員264名B会員19名、合計で398名の方々にご出席いただいた。

特別講演は、国立大学法人 鹿屋体育大学 スポーツ生命科学系 藤田英二教授に「骨密度を高めるための運動と転倒予防のためのバランス運動」と題してご講演を賜った。

超高齢化社会を生きる私共にとって、施術所での患者さんへの指導と今後の自身の加齢や家族の健康維持を考える際の大変重要な事柄ばかりで非常に勉強になりました。そして論文作成に際しての研究結果の著し方や評価の仕方についても多くの示唆が含まれた講演だった。また講演後の最初の会員発表である敷田会員の発表の考察部分のエビテンスの裏付けとなる内容が多く含まれていて、当会の会員研究がある一定のレベルに達してきていることを実感できるものだった。

今年も研究論文は9支部より9編の論文が提出された。また、会員特別発表は、昨年度発足した超音波観察装置委員会の皆様による「超音波観察装置の使用風景」と題して、実際の施術所で初検患者さんに対する視診、問診、触診のうえ超音波観察で負傷部位の確認をするという実技発表を行っていただいた。 論文審査の結果、上位2編に選ばれた北九州南支部の敷田和彦会員と北九州西支部の安倍孝宜会員の論文が(公社)日本柔道整復師会九州学会への応募論文と決定した。