公益社団法人 福岡県柔道整復師会

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» 第27回福岡県整骨医学会開催される

学術部

投稿日:2019年03月28日

平成31年3月3日(日)13時から、第27回福岡県整骨医学会が電気ビルみらいホールに於いて、特別講師に加茂整形外科医院 院長 加茂淳先生をお迎えして開催されました。
今回、開場の時間を10時に繰り上げ、会場ホワイエに於いて、協賛会社による最新の理学療法機器や衛生材料の展示も併せて実施いたしました。参加した先生方には大変好評でした。
この学会は一般公開で開催され、参加者はA会員・B会員・学生及び一般から多数の参加があり、会場はほぼ満席となりました。
開会に際し、松岡学会長から「この学会は、会員同士の交流と研究成果の発表、そして、毎年色々な特別講演を聞いて頂き、資質の向上と学術の研鑽に重要な役割を果たしているところであります。これまで会員による発表は約200を超え、我々の現場で大きく役に立っているところです。本日も実りある学会となることを大いに期待しています」と学会について説明され、「現在、柔道整復師の免許取得者は10万人を越え、柔道整復師の過剰時代を迎えており、このような大変厳しい状況に於いては、今の時代の流れをよく理解して、正しい情報を得る努力を怠らず、認識を改めていかないと取り残されてしまいます。また、自分の常識で物事をはからずに、新しい発想やアイディアも柔軟に取り入れる時代なってきていると思います。柔道整復師の基本に立ち帰り我々の原形である日本古来の伝統医療を追求する事も大切ですが、今までの常識を投げ捨てて、新しい知識を修得し、更に技術を習得することが将来を生き残る術と思います」と述べられました。そして、痛みの専門家である加茂先生の長年の研究に基づく貴重な特別講演や会員による研究発表、特別発表を最後まで静聴するようにお願いされました。
続いて、吉村実行委員長から挨拶があり、特別講演講師 加茂先生から「筋骨格系の痛み疾患のモデルチェンジを!」の演題で特別講演が行われました。
その後、上位5篇の会員研究発表があり、昨年から10年ぶりに再開された会員特別発表が福岡西支部、藤田英二会員による「中高年の健康づくり運動としてのノルディックウォーキングに関する研究成果」の演題で発表が行われました。
素晴らしい特別講演に加え、会員による研究発表と特別発表も独自の視点と経験に基づく卓越した素晴らしいものばかりで、時間が短く感じられる有意義な学会でした。