公益社団法人 福岡県柔道整復師会

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» 令和7年度第1回超音波観察装置研修会開催される

学術部

投稿日:2025年12月19日

 令和7年11月30日(日)9:30より福岡県整骨会館2階大会議室において、通算10回目となる令和7年度第1回超音波観察装置研修会が会員32名・福岡医療専門学校と九州医療スポーツ専門学校より教員と学生の13名の合計45名が参加し開催された。

 本会塩川哲也会長の挨拶では福岡医療専門学校と九州医療スポーツ専門学校の参加者に対し謝辞が述べられた。、伝統医療という柔道整復師の本質にかかわる部分の大切さの話があった。その後、超音波観察装置委員会の大原康宏委員長の挨拶の後座学へと移った。

 今回の座学では、和田美和会員、堤会員により手指関節、軟部組織についての講義が行われ、続いて超音波観察装置委員会の筑豊支部の角田慈佑会員より症例報告が行われた。超音波観察前の問診と徒手検査の重要性と超音波の特性であるレイヤー(層)の見方など、それに対してその他の委員や参加者から活発な意見や質問がなされ、有意義な症例報告となった。

 休憩の後、超音波観察装置委員が講師を務める4グループに分かれてそれぞれに観察装置を用いた初心者・経験者・個別質問の実技研修が行われた。

 実技研修では、参加会員から臨床的な質問、連携病院への紹介状の書き方などの質問が寄せられ、学生も積極的に実技演習や質問を行っていた。

 今回、多くの学生の参加を得て大変有意義な研修会であった。大原委員長の挨拶にもあったエビデンスの構築、しっかりとした判断をする上で超音波観察の必要性、医接連携においても共通言語が出来るようしっかりと習熟することが再確認できた。今後も継続して、会員に周知し推奨していきたい。